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縄芳の番頭ブログ

鮮魚のソムリエ集団リーダー

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春の食材は漁期の予測が難しいです。禁漁になってる物は解禁前には入荷がゼロと言うことになります。「いかなご」は2月28日頃、富山産「ほたるいか」は3月1日予定、「さくらえび」は遅く3月29日の予定です。あくまで予定で天候などによって延びる場合があります。「ほたるいか」は兵庫産が入荷始まっているし,富山産も岸辺で捕ったものは出回ります。「さくらえび」と「いかなご」のフレッシュは解禁まで望めません。何時から使ってとは言いにくい現状です。

天然真鯛は「さくらだい」として期待されますが、のっこみが始まり浅瀬に近づくまでは、かなり少ない時期です。後半に急に入荷が始まります。「さくらます」は順調に入荷してますが、鮮度が落ちやすい魚なので要注意です。冬の食材も頑張ってますが、さすがに質が落ちてきます。「かれい」「あぶらめ」などは急に肥えてきます。「あさり」「とりがい」などの二枚貝も肥えてきます。

 春の天気は、風向きが急に変化したり難しいので、天気が良くても入荷が少ないと言う事がよくあります。また「いかなご漁」や「シラス漁」におされて一般の魚の漁が無くなることがあります。難しい月なので, よく打ち合わせをして時期を選んで下さい。

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今年は旧正月が2月19日と例年に比べ少し遅めです。
前後は韓国・中国など旧暦採用国で影響が出ます。国内でも
春節祭で賑やかに成る地域もありますし、紀州雑賀崎のように
長く休む漁師もいます。流通の発達で影響も小さくなりましたが、
旧暦(太陰暦)を採用している人達を理解する上には少し意識しとい
た方が良いみたいです。emoji
2月に入ると春の食材も順調に出始め、市場は賑やかになってきます。
ただ「ほたるいか漁」や「いかなご漁」が始まると水揚高が大きいので
他の魚はあまり獲らなくなります。泉南でも「舌ひらめ」がよく獲れる
ので「わたりがに」等はあまり獲りに行きませんし、「とり貝」も獲れ
だすとそればかりになります。漁の採算性を考えると仕方がありません。
 全国的には「天然ひらめ」が最盛期で天然白身の代表になります。
冬の物も価格が下がり使いやすくなっています。好天が続くと超特価の
商品も出てきます。まだ品質も良好なので、楽しみです。emoji
「養殖とらふぐ」の生産業者が何件か倒産し、需要と供給の
バランスが崩れています。年末の安値が原因で,支払いのため
換金売りせざるおえない業者もあり、相場が戻らず4割近い
業者が倒産したと聞いています。反動で出荷量が減り相場が
上昇しています。
今シーズンのみか来シーズンの相場が心配です。emoji
産地のノルウェーやチリでの生育不良で供給が減り、世界的に品薄感が
強まったところに、円安が拍車をかけた。クローネ建ての現地価格は昨年末
から3割程度上昇している。
 ノルウェーでは低水温による成長の遅れが目立ち、チリでも魚のえさの
摂取量が減るウイルス性の病気が昨年末から発生、供給の減少に歯止めが
かからない。
 世界的な需要の増加に、日本は円安のため買い付けが難しい。国内相場
のラインが低いため商社がクッションに成っているものの、限界があり。
縄芳もついに時価宣言をしました。ごめんね。emoji
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