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縄芳の番頭ブログ

鮮魚のソムリエ集団リーダー

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秋を迎えて感じる事は、今年も水温がまだ高いのかなと言うことです。
地球温暖化の影響を年々強く感じます。 今シーズンは特に例年なら9
月頃から入荷が始まる小型の「とらふぐ」が始まらないないままです。
「天然とらふぐ」はシーズン前のお手頃価格もなく、高値が続いています。
 「ほうぼう」も入荷が増えていませんし、「よこわ」もなかなか大きくならない
様な気がします。 逆に、「すずき」「ちぬ」等はまだ肥えていて夏を思わせる
出来です。全体的に冬の物が出遅れ気味でしたが12月にもなると出そろって
質も良くなってくると思われます。年末商品の仕入れが遅れているので
「まながつお」や「甘だい」等は相場が強いです。「数の子」も1~2割高く
全体的に型も小さいみたいです。これからに期待してます。
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山陰の松葉・せこ蟹漁が6日始まりました。市場には
7日初入荷です。雄の松葉がには量が少なく高値です。
雌のセコ蟹はまずまずの相場です。松葉がには年明け3
月中頃まで、セコ蟹は1月中旬まで入荷が続きます。
「お魚クラブ」では卸価格で発送します。
           お歳暮におすすめです。  
 駿河湾で桜えびの秋漁が始まりました。春と秋の2回漁をします。
春がメインのように思われがちですが、秋のほうが天候が安定しているため                             比較的入荷が多いです。只、季節感から需要が少ないため春の販売用に                     冷凍します。この時期の相場が春の価格に反映します。これから1月ほど                     続きますので、ぜひフレッシュを御賞味あれ。
 魚の鮮度は陸上の輸送距離よりも、漁場と水揚げ港との海上での距離が
関係します。北海道の「まぐろ」や「さんま」は、大阪からは陸上では遠いけど
漁場が陸に近いので鮮度が良好です。船上ではどうしても品質管理が難しく、
海上では陸上より移動に時間がかかります。【戻りがつお」の対馬産が三陸産
より鮮度が良い理由です。

 戻りがつおは2種類あります。黒潮に乗って北上し三陸沖からユータウンするものと、
対馬海流に乗って日本海に入り山陰沖でユータウンするものとです。前者は三陸で
後者は対馬で主に水揚げされます。脂ののりは三陸物、身の質は対馬物が良い
みたいです。
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