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縄芳の番頭ブログ

鮮魚のソムリエ集団リーダー

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 祇園祭に天神祭がほぼ終わり、世間は夏休みモードに入ります。
大手企業は交代で休暇を取ったり、お盆休みを長期取ったりしますが、
われわれ庶民の味方魚屋は休まず頑張ってます。
旅行に行けない腹いせには「はもしゃぶ」がおすすめです。
家庭用に丁寧に料理もします。ぱーっと行きましょう。
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 8月は魚の少ない月です。「はも」に「たこ」も後半には質が落ちてきます。
海水温が高くなってくると「こち」や「かれい」などの底物は獲れなくなり
活け込みも難しく流通が減ります。俗に言う潮枯れの季節です。こうなると
北の魚に期待が集まります。「さんま」は大型船の出漁で入荷が急増し、
「汐さんま」などの加工品も始まります。「秋鮭」「さば」「かつお」などは
三陸で水揚げが増加し、復興のシンボルとして需要が高まります。  
北の魚に大衆魚が活躍すると秋の気配も感じますが、お盆休みで入荷の
無い期間もあるので、メニュー替えは8月後半に延ばした方が良いかも
知れません。前半はまだまだ「はも」に「やこ」を中心とした夏のメニュー で
盛り上げてください。    皆様どうぞ夏バテしないように御自愛ください。
 今年の土用丑は7月27日です。うなぎの高騰が続いていましたが、
もう天井が来たのか価格が落ち着いてほっとしています。
(高くなりすぎて売れないのかも?)需要と供給のバランスが
崩れると恐いです。土用丑を過ぎると下がってくるかもしれません。

昼飯にうなぎが食べれるようになるのも夢では無い?
 6月に入って梅雨入りが迫ってきました。天候が優れず憂鬱な気持ちにも
なりますが、米作りにとっても、海の魚にとっても大事なものです。
雨水が森の栄養素や微生物を川から海へと運びます。そしてプランクトンが大
漁に発生し、食物連鎖により魚貝類を豊にします。
ハモやタコが「水を吸って美味くなる」と言われる所以でもあります。
漁業のためにも森林保全をよろしくお願いします。林野庁様


 天然鯛の呼び名が桜鯛から麦藁鯛に変わるように、産卵前後の魚は質・人気ともに落ちてきます。養殖魚ともども最悪の時期を迎える魚が多いです。アサリ・ハマグリなどの2枚貝はこれから子を持ち出して痩せてきます。反面、アワビ・トコブシなどの片貝やサザエ・ツブ貝などの巻き貝は肥えています。早めに産卵を終えたカレイやヒラメなどは夏に向けてどんどん肥えてきます。よく見極めて質の良い魚を使ってください。ご相談ください。
 

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